ラグビー タックル スクラム 実に合理的
若い頃のラグビー🏉経験。
その当時はラグビー部顧問の先生の指導の元、言う通りに真似から入り、その意味もイマイチ解らず、練習してきたのですが、今思うと、ラグビーは人間の身体構造を逆手に取った合理的、理論的なデフェンス、オフェンスを展開してるスポーツなのだと感じています。
タックル。高い位置でのタックルは相手の腰を身体を寄せて両手でハグする。こうなるとタックルを仕掛けた方の重心が低い上、腰を掴まれては相手は下半身の自由を完全に奪われて一歩も前進することが出来なくなってしまう。
そこでモールという展開になる。
更に低いタックル。 低い相手の膝に両腕を回し、手前に引き、立ち上がる様に上に引き上げる。足の関節の構造上、完全に膝カックン。
相手は地面に倒れる。ルール上、ボールが地面についたら、ボールを地面に置く形で手をボールから離さなければならない。
そこから ラックへの展開となる。
スクラム。強いスクラムはガッチリとチームメイトと脇を締め、掴み、互いに引き合う、そして低い姿勢から突き上げる様に相手の胸に頭を付ける。そして、持ち上げる様に、前進する。
低重心で 胸に頭を突かれてしまうと、相撲などもそうなのでしょうが、完全に身体の動きが止まり、ラグビーの場合、強引に前進しようとすれば身体が浮き上がっってしまう。
人の身体構造を考えた、体格差をも、ものともせずと、合理的に発展したスポーツ、フットボールゲームでもあるのだな、と思います。