感性が失われた時代。 製作者、視聴者も?。ウルトラマンが懐かしい。
TVで今でもよくあるこのパターン。
ダメな奴、振り込んどーきゃハプニング!!!。
ミエミエの制作サイドの意図。など。
アニメ監督の押井守氏も嘆いていたけれど。「物語に哲学が失われた。」と。
確かに他人の本質、本質、言う今の時代。
他人の本心なんて推し量って然るべき、そんな「おおらかさ」さえ失われた時代。
勝手の昭和が懐かしい。
結局、日々、アクセク、アクセク、忙しない現在。
ましては昔の作品は造り手さえ無意識に訴えかけるものがあった。
VSジャミラ。
水さえ存在しない灼熱の惑星に宇宙飛行士として置き去りにされ、誰も助けに来ない、そんな地獄の中、自分は見殺しにされたと全てを憎み人類への復讐を誓い怪物、怪獣と化した。ジャミラ。
復讐の地、地球に降り立ちウルトラマンと激闘。
水の存在しない惑星の化け物であるがゆえに水が弱点とウルトラ水流を浴び倒れるジャミラ。
そのウルトラ水流こそが人の悲しみ、涙、それを浴び、再び人間性を取り戻し、怪物として消滅した。
VSスカイドン
何処からとも無く地上に落下してきたヘビー級の怪獣スカイドン。
おとなしい性格で、荒々しい人類にとって害となる怪獣では無いがこのままにして置けないと宇宙への返還を試みる科学特捜隊。
そのヘビー級の重量ゆえ特捜隊には手に負えず、ウルトラマンが宇宙へ帰そうと幾度となく試みるがすべて失敗。
何を考えたのかウルトラマン。
上空にスカイドンを運びその対角線上の下から体当たり、粉々に吹き飛んだスカイドン。
ウルトラマン空想特撮シリーズ第34話 「空の贈り物」1/2
コレが暗示するのは人に情けをかけるより相手に対して真っ向から向き合うべき。
そう語っているように思える。
ウルトラマンは実に奥が深い。